架神恭介『少女マンガから学ぶ恋愛学』

 けったGPを優勝したことでオマケ賞品として頂いた(というか催促した)かがみ著作のレビューをやることになりました。

 というわけで、第一弾、『少女マンガから学ぶ恋愛学』です。


 まあ、やはりモテない男としては、真っ先に読まないとね。
 これでモテ男になります。

 さて。
 主人公の秋葉原ユーキは、オタクで眼鏡デブのハチマキ野郎16歳。
 もはや人生が詰んでいると思われる彼ですが、モテ・スキルによって、この劣勢を一気に覆します。

 そのモテ・スキルとは。

 極意その一、コップの水は頭から被る。
 暑いとき、汗を掻いたときは、コップに注がれた水を思いっきり被って、格好良くなろう。

 これは盲点でした。
 確かにアメリカ留学中に、傘を差している人はほとんどいませんでした。
 また日本でも、雨の日には、太っちょで暗めの超イケイケのナイス・メンが傘を差さず雨に濡れていましたね。それで私が傘に入れてやろうとしたら、「あ、いいです……すみません……」と小さく篭もったイケメン・ボイスで爽やかに断られました。
 今にして思えば、格好良かったなぁ。

 雨に濡れることこそがモテる秘訣だったんですね。
 確かにアスリートが雨の中をレインコートを着込んで走っている姿は、とても絵になります。
 なるほど。そういうことだったのか。


 私なんか、常にカバンに折り畳み傘を入れ、天気予報で雨マークの日には普通の傘も持って行く体たらく。さらには傘を持っていない友人に傘を押し付けたり、濡れている人を濡らすまいとしていたのですが、これこそがモテない理由だったのです。しかも、自分がモテないどころか、他人までモテないようにしている始末。まさしく非モテの元凶。これはもう粛正されても仕方ない。


 今後は心を入れ替えたいと思います。
 特に男友達に傘を貸したり、濡れて格好良くなっている男性の邪魔をするのは止めます。



 というわけで、読んでいて、特に「これは」と思ったポイント。

○面白かった
>「モテたいなら女の子を助けつつ裸を見せろ」
>水泳の授業で水泳キャップを忘れたヒロイン。そこへユーキが自らの水泳パンツをヒロインの頭に被せ、真っ裸で「申し訳ありません!海パン、忘れました!」と仁王立ち。


 常に自分が他人の役に立つように考えておく。
 特に衣服において、どう役立たせることが出来るか、献身できるか、と。

 そしてもちろん、身体を鍛えておくことも大切で、私も最近は弛んできたので、また鍛えなおしたいと思いました。
 この衣服と裸体の関係は、表情と能力に置き換えられると考えられます。つまり緊急事態において、普段の立ち振る舞いが通用しなくなり、その人の人間性そのもの、能力そのもの、つまり衣服を剥ぎ取られて裸体になったときに、それが美しいかどうかが問題である、と。
 モテるためには、裸体が美しいのは当然のこと。

 また、ユーキのようにデブ野郎でも、態度によって、誰でも格好良くなれる。
 たとえ醜かろうと、果敢に立ち向かう姿には感動を覚えるものです。


>「モテたいならゴミをプレゼントしろ」
>ヒロインから告白を受けたユーキ。指輪代わりに噛んでいたガムをヒロインの薬指に巻き付ける……感動。


 小学生の頃、プレゼント交換の企画で間に合わなくなった人が他人の図工工作を勝手にプレゼントにし、それを貰ってしまった人が「ゴミが入っていた」と申告するという事件がありました。
 そして、その工作の作成者も、やっつけ仕事でプレゼントを用意した犯人も、確かにモテ男でした。

 このように資源をゴミに変えたり、さらにそのゴミを贈るという気概が、男らしさを磨くのでしょう。
 律儀にプレゼントを用意していた私は、目的と手段を履き違え、誰に渡るとも知れないプレゼントに心を込めるなどという愚考を犯していたのです。また実際に、どうでもいい人の手に渡ってしまいました。このように非モテは空回りし、無為に力を使い果たしてしまうのです。

 つまりゴミを贈るというのは、プレゼントは物ではなく心であることを教えているのである。
 すなわち、思いさえ伝われば、噛んだガムすら指輪となる……!


>「モテたいなら突然現れて女の子を助けろ」
>修学旅行で温泉に浸かるヒロイン。オタクデブと付き合っていることを周りから非難され辛い目に合っているヒロインを、温泉の中からユーキが参上し、救出。


 突然現れると共に状況判断しており、最良の選択をとる。
 これは至難の業です。

 タキシード仮面様がいかに努力していたのか、今になって分かります。
 あやつは、ただのポエム野郎ではなかった。


 まあ、とにかく、恋愛学マスターのユーキさん、パネェっす。
 普通に格好いい。
 ここに限らず、度々オーラ纏ってますよね。特にヒロインの家庭教師(悪人)をやっつけるシーンは感動しました。



○普通に勉強になった
>「モテたいなら自分を追いかけさせろ」

 キルケゴールがいうには、
 幸福への扉は外へ向かって開くが、中に飛び込もうとする人には閉じ、その人を拒む、と。

 つまり追いかけている内は駄目で、追いかけさせることで自分の元に。


 ちなみにここで勘違いしてはいけないのは、決して身を引くことではないんですね。
 身を引いてしまうと、それっきり終わりです。自分が去っても、相手が追いかけてくるなんてことはありません。それで決別です。
 まさしく「追いかけさせる」。この「させる」というところが要点ですね。

 だから、相手が自分を追いかけたくなる、エサが必要なんです。
 ちなみに架神先生はこれを「セックス」であるとしています。セックスすることで虜にし、向こうから求めてくるようになるそうです。


>「モテたいなら唐突に過去を語れ」

 これは凄く納得しました。
 女性って、あれですよね。前後の文脈とか関係なしですもんね。

 これまで私は、女性はもっと理路整然と語るべきだと勘違いしていました。
 しかしむしろ私たち男性のほうが、女性のように支離滅裂に語りまくるべきだったのです。

 特に過去話には武勇伝や美談、または母性本能をくすぐるような辛い体験などがあり、これらはいつでも、そして何度でも使えるわけですね。


 こんな万能スキルを知らなかったなんて、本当に損をしていました。
 ありがとうございます。


 では、さっそく。

 俺の一番最古の記憶は、親戚の家に預けられて、日々、厳しく躾けられて完全に萎縮し切っている自分だ。特に飼われている犬が恐ろしくて、泣いて「いやだ」と謝っているのに、持ち上げられて無理矢理に連れて行かれたりした。毎日、辛かった。ずっと怖かった。
 今や俺は叔父や従兄弟たちの誰よりも背が高く、体格も倍近くあり、学力・筋力・財力と遥かに凌駕し、低知能な犬畜生にも恐れられるくらいだけど、それでもこの幼少の記憶は消えることがなく、どんなに力を付けても敗北感と劣等感が亡霊のように付き纏う。そう、俺は呪われているんだ。
 こんな俺でも愛してくれるのかい?


>「モテたいなら影ながら女の子をフォローしろ」

 これまた至難の業。
 なかなか影ながらフォローというのは出来ないですよね。

 おそらく、これが出来るようになれば、恋愛学マスターといえるかもしれない。
 今後の課題としたい。


 というわけで、以上、『少女マンガから学ぶ恋愛学』のレビューでした。



151頁
「モテるということは、愛を奪うのことではない。愛を与えること、なのだと」



 うん。
 でも皆、私の愛は要らないらしい。

神への30の問い

 三十個の質問を考えておこうと提示していたら、本当にその体で三十個の質問を作り出して、しかし結局は自分のしたい話をしておられる人がいたので、私も負けじと三十個作ります。

・まずJ影虎さんから見て、上記の105円均一さんの内容は、どう思いますか?
・自分への質問かと思ったら、けったGP否定派の人たちに対して赤い感情を示しているようにしか見えませんよね?
・赤い感情と言えば、広島オフの事前チャットで、私が修都さんを責め立てている中、J影虎さんが火消ししようとしておられたのに、構わず暴走してすみませんでした。
・ただ、ネタ晴らしすると、あれは修都さんが私にメールで「J影虎様がご退屈なさっていらっしゃるので、ちょっと俺を責めて盛り上げてくれ」と裏で寄越してきたんですよ。
・もちろん私は「できませんよ、院生様に向かって、そんなことは!(倒置法)」と反対したんです。
・でも修都さんが「はやくせんか、この愚図め!J影虎さんを愉しませようという気持ちがないのか!だからお前はイケメンじゃないんだ!」と送ってきました。
・それで私が返事を書こうとしたら、また「だからお前はイケメンじゃないんだ!(2回目)」と追い討ちメールが着たんです。
・だからもう胸が引き裂かれる思いをしながら、チャットのほうでは修都さんを責め立てて盛り上げました。しかし裏では逆に私のほうが責め立てられていたというわけです。
・J影虎さんは、あのときはもう、ひたすら私が修都さんを責めているだけに見えたはずですから、その複雑な心情はお察し致します。
・つまり、まあ、あれもこれも戯言なんですよ。ただ私は「戯言だけど」と言わない戯言遣いなんです。
・でも修都さんのカンガルーラジオはどうなったんでしょうね。J影虎さんのラジオ第二弾ももうないのでしょうか。
・しかし今年の八月にラジオをなさったのは、本当に驚きでした。J影虎さんはそういうのはしない人だと思っていたんです。
・思えば出会いは八年前にも遡り、私は他の人とは凄く身近になったり遠縁になったりしましたが、J影虎さんとは常に一定の距離を保っていて、だからこそ今日まで続いたのではないか、とも。
・私は2001年から2003年までサイトをやって、次に2003年と2004年の間に作っては消してを繰り返し、それからブログを始めて、そのブログも2006年に辞めて、次はmixiのほうで日記を書くようになり、2007年はまるごと休止して、2008年に当ブログを始め、にも関わらず定期的に日記を全削除しているに到ります。
・あと、閉鎖する度に何も言わず消えてすみませんでした。リンクを消す際のお気持ちお察し致します。
・たしか2002年あたりが特に交流があって、掲示板とかでよく話し合った記憶があります。でもあの頃の人たちは、皆、いなくなりました。
・そういえば、J影虎さんの掲示板は十一歳の女児が多かったですね。今は十八歳でしょうか……ゴクリ。
・記憶力がいいはずの私が何故かあまり思い出せないのは、あの頃、みゅーず(本名ナカタ)という男がいて(けったさんの上級レベル)、彼をネタにすることに必死だったからだと思われます。
・たしかHKさんという人がいて、PCゲームの話をしていたような。kanon、air、君のぞ、CROSS†CHANNEL、と。特にkanonは大ダメージを受けました。
・そういえば掲示板にmidiが鳴っていて、MEを使っていた私は、よく青画面になりました。それをついに日記に書いたら、次の日にはmidiが撤去されていました。すみませんでした。
・私が最初のサイトをやっていたころ、某マンガ家の息子さんがいましたが、J影虎さんがそのマンガのレビューを書いていたのは、やっぱり意識していたのでしょうか。
・ひぐらしのアニメにハマっていたような感じでしたが、うみねこは観ているのでしょうか。
・最近、どうしてもコメント出来ないようでしたが、思えば以前にスパム書き込みのIPを書き込み禁止にしていました。もしかしてあのスパムはJ影虎さんだったのでしょうか。
ムーさんのダジャレについてどう思いますか?
・私としては「電マ悪」「サイバイマン制度」「ドライ部員」「マナカナ マナカナ 学研のおばちゃん マナカナ」「自画持参」「爆発しろ、あだち充」が面白かったです。
・でも、どういう理由で、あだち充に爆発することを強く促しているのかが分かりません。そもそもあだち充は爆発することができるのでしょうか。
・でもたぶん、あだち充は爆発するべきなのでしょうね。そうすれば何とか助かるのだと思います。
・しかし何がどう助かるのでしょうか。とにかく爆発すれば現状が改善するのだ、という強い意志だけは伝わってきます。
・爆発しろ、けった。
・爆発しろ、105円均一。



 よし、これで三十個。
 三時間かかったぜ…。


 というわけで、スカイプ会、盛り上げていきましょう!!
 よし。寝る。

【神が来る!】スカイプ会

 第七回スカイプ会

日程:11月22日(日)
時間:21時くらいから
参加者:J影虎様、その他の有象無象


 神が来るので、一人三十個くらい質問を用意しておこう!

駆けられない

 たとえば「2×2=4」をそのまま「2×2=4」という形で憶えていて、これが「2×4」とか「2×5」とかになるとたちまちに分からなくなり、なんとなく「2×2=4」に似てるから総て「=4」だろうと思い込む人がいる。
 そういう人たちにはまず根本的に、先の例では「掛け算」に当たるものを教えてあげなくてはいけないのだけど、実際には耳を貸さず、または全く理解できず、しかも頑として自論を主張し、結局は他人をも巻き込んで大失敗を犯してしまう。
 学校という世界の学問という分野――特に理系――では、明確な解答という神が君臨しており、愚かな人間たちに然るべき罰を与えてくれるのだが、しかし人間の世界ではそうはいかず、むしろだからこそ、勉強で「正解を得る」という練習が必要なのだと思う。
 とは言うものの、「2×2=4」をそのまま「2×2=4」という形で憶えている人たちというのは学者たちのほうで、逆に人間の世界でこそ根本的な論理が理解できるようになる仕組みになっており、結局、どうすればいいのか、という最短ルートを私は知らない。

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